オープンソースのフルスタックフレームワーク - AribaWeb
AribaWeb っていうフレームワークを theserverside.com のニュースを読んで初めて知りました。
Apache License Version 2.0 で利用可能なオープンソースのフルスタックフレームワークだそうです。
AribaWeb の公式サイトにアクセスするとすぐにこんなコピーが目に入ります。
100X LESS CODE THAN RAILS
Rails (Ruby on Rails) よりも100倍書くコード量が少なくて済むという事でしょうか。
生産性の高さに相当の自信があるのでしょうね。本当だとしたら凄いんじゃないすか。
それからこんな風に書かれてます
Auto AJAX -
In AribaWeb, you program with a simple, declarative, server-side programming model, and AribaWeb automatically provides AJAX behavior.
単純で、宣言的なサーバーサイドプログラミングモデルでプログラミングするだけで、AJAX を自動生成してくれるということでしょうか。次に
Instant App -
Just give AribaWeb your Java or Groovy domain classes and it will apply rules to the available metadata to derive a complete application.
Java か Groovy でドメインクラスを作成するだけで完全なアプリケーションを抽出してくれるということでしょうか。また
Live Edit & X-Ray -
X-Ray your running application to see exactly the components in play. Use Live Edit to drag and drop your layout and edit rules. All from within your browser.
X-Ray は実行中のアプリケーションの UI の状態を調べるもののようです。Live Edit は同じく実行中の画面でレイアウトをドラッグ&ドロップして修正するようなものだと思います。更に
Proven Full Stack -
Rich Widget set, ORM integration, ... Everything ready for your next business app. AribaWeb has been deployed to literally millions of users for nearly 10 years.
リッチなウィジェットのセットからO/R マッピングまで統合されていて、全てのものが用意されているみたいです。10年近くにわたり数百万人以上のユーザーに配備してきた実績があるということですかね。
気になるのでダウンロードしてみました。
Windows 用のアーカイブは 47.2 MB という大きさで、展開すると倍近くになります。中には、ソース、バイナリ、ドキュメント、チュートリアル、デモ用アプリケーション、Eclipse/IDEA 用プラグイン、デプロイに使う Ant なども含まれています。
またデモを動かす為に Tomcat も含まれており、DB は HSQLDB を使っています。
Windows Vista の、Core2 Duo、メモリ 2G ですが、初回の起動には数分・・・結構な時間がかかりました。デプロイし終わると 150MB 程度にまで大きくなります。下の画像はデモアプリの絵です。
画面上部の AW Option... というリンクから表示したデバッグ用オプション
デバッグ用のオプションで Component Inspector を選ぶと別ウィンドウで表示される画面
これが X-Ray という機能なんでしょうか。
実際にソースを読んだり書いたりしてみたわけじゃないですが、ダウンロードしてここまでちょっと見ただけで、何だか随分と濃いイメージを感じますね。
本当に Rails で開発するときに書くコード量の 1/100 になるのか気になります。
時間を作って試してみたいところですが、学習コストはそれなりにかかりそうです。気力があれば試してみたいと思います。(気力が持たない可能性大)