もうちょっと JavaFX 1.1 について

http://steveonjava.com/2009/02/14/migrating-to-the-javafx-11-release/


JavaFX 1.1 へのアップデートについて、良い点や注意すべき点(主にこっち)が、リンク先で幾つかあげられています。
Java の数値型サポートもそうだけど、思い切りが良いと言うか何と言うか・・・かなり大胆なことするなあと感じてしまいます。


例えば、Number 型。
これはリリースノートにも書かれているけど、1.1 以前は、double 型の精度(倍精度)だったのが、1.1 で float 型の精度に落とされたそうです。
理由はパフォーマンスの為と書かれています。
複雑な Shape などを多用するプログラムにとっては、このパフォーマンス改善が大きな意味を持っているのだろうけど、この変更で困る人って結構いるのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。


それから、HttpRequest クラスの shutdown/shutdownNow メソッドがなくなったこと。
自分が使っていたわけじゃないけど、突然なくしますか!?みたいな驚きを感じさせられました。(^^;
Java ではこれまでの傾向として deprecated にして暫くは API のユーザーに対して将来削除されるので使わないで下さい的なやり方で、時間をかけて対処していたと思うのだけど、それに引き換え JavaFXPython 3.0 ほどの思い切りではないにしてもスパッといくなあ、みたいな。


僕が Java を使うようになったのは、1.2 からで、それ以前の 1.1 ではプログラムを書いたことがないのだけど、1.1 から 1.2 へ変わったときはどうだったのだろう。
後方互換性は考慮されていたと思うのだけど。。。
言語が誕生してある程度成熟してくるまでには、よくある話なんだろうか。


まあ JavaFX も今後のリリースでは、あまり思い切った変更とかはなくなってくるのだろうと思うのだけど。


因みに上のリンク先では NetBeansJavaFX の新しいプラグインについても触れられています。
一つは、static import が、ファイル上で使用しているにも関わらず、IDE はそれを使用していないとみなしてしまうというもの。(コンパイルはできるみたい)
もう一つは、ファイルの最終行でリターンキーを押したときに自動で、それも過剰にフォーマットの調整が行われ、javadoc や 行の調整が乱れてしまうケースがまれにあるようです。
気になったら読んでみると良いと思います。