「Effective Java 第2版」 [★★★★☆]

Effective Java 第2版 (The Java Series)

Effective Java 第2版 (The Java Series)


4年程前に最初にこの本の第1版に出会いましたが、今回 J2SE 5.0/Java SE 6 の内容を含んだ第2版を読みました。
第1版と内容の変わらない部分も、復習のつもりで全部読みました。
著者の Joshua Block さんが教えてくれようとしていることは間違いなく良いことで、普段、Java を書く人は、絶対に読んでおいた方が良い本です。
但し、論旨が少し難しめな上に、日本語で訳された説明も若干解り難いと感じました。
その為、読んで理解するのに苦労する人も多いと思います。
実際に僕は読んで理解しにくい部分は、ちょっと戻って読み直し、進んでは戻って読み直し、ということを何度か繰り返しながら読み進めました。
逆に何の苦労も無く読めてしまう人もいるのかとは思いますが、現に僕が今一緒に仕事をしている人にもこの本を紹介して勧めたのですが、彼もやはり理解に苦労して途中で挫折してしまうようで、その都度彼に頑張るように言ってきましたが、また今何とか読み始めているようです。
その彼も、まだ読んでいる途中で本を開く気力が薄れてきている世の中の Java な人達も、何とか諦めずに最後まで読んでもらいたいです。
読み終わった頃、一皮剥けて成長している自分に気付くことができると思いますし、それからの Java プログラミングは今よりも楽しいものになるんじゃないかなと思います。


関連して、訳者の柴田さんが、技術書と翻訳という仕事と読んで理解することについて、ご自身の考えをブログで述べられています。
#読者としての僕自身の意見とは完全に一致するものではありませんが。
技術書の理解レベル(1):柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ


追記:
学習の順序は大切です。まだあまり自信の無い人は背伸びせずにある程度知識を身につけた上で読み始めた方が良いのではないかと思います。