Firebug

Webアプリケーション特にフロントエンドの開発者にとっては、もういわずと知れたFirefox拡張機能であるFirebugですが、先ほどIBM Page Detailerを紹介したので、Firebugでもパフォーマンス分析が可能であることを簡単に紹介しておきます。
Firebugの「接続」タブを開き、「〜で選択された機能を有効にします」ボタンをクリックすると、IBM Page Detailerと同じ様にページを構成する各コンポーネントの通信に関する情報を見ることが出来ます。特徴としてはFirefoxの機能を拡張するアドオンなので、一つのウインドウで分析(更には開発・デバッグも)することが出来るのが便利です。但しIBM Page Detailerと比較すると、JavaScriptで実装されている以上、JavaScriptで出来ることしか分析も出来ず、DNSルックアップなどは見ることが出来ないし、コンポーネントをロードする順序も違っています。実際、Yahoo! JAPANのトップページの表示を比較すると、Firebugがリクエスト数54個、サイズ130.5K、全ロード時間1.201秒であるのに対し、IBM Page Detailerではアイテム数66個、サイズ227.2K、時間が5.929秒と結果が違っています。

ともあれFirebugの接続タブでもちょっとした分析であれば充分こと足りるでしょうし、それに何と言っても超強力な機能が他にもいくつも装備されているので使わない手は無いでしょう。


FirebugYahoo! JAPANのトップページを計測した時のイメージ


Firebugのページ
http://getfirebug.com/
日本語ページ
http://getfirebug.com/jp.html